取り付け方法(アタックビジョン筐体)上液晶
前置き
オリンピア「アタックビジョン(センターリール)筐体」用のルビドスシステム(LVDS2LVDS ver0.3_GR)の取り付け方法です。
必要資材
・基板コネクタ抜き(エンジニア SS-10)
アタックビジョン筐体は基本的には液晶コネクタが非常に固く、またケーブルが細いため力を入れた状態で滑ると、そのままケーブルを断線させる恐れがあります。
入り組んだところにコネクタのロックがあるので、基本的には手では取れません。まれにコネクタがゆるい台があるそうなのでその場合は不要です。
このコネクタ抜きを使ってもコツが要りますが、作業の前に頭に入れてほしいことは、ケーブルを断線させないように気をつけること!
コネクタは丈夫なので、多少削れたりしても機能に支障はありませんが、ケーブルが断線すると一発NGです。
・基板固定用の接着アイテム(例:両面テープ 厚さ2mm)
右の画像のダイソーに売っている両面テープが安価でおすすめです。
当記事は両面テープで取り付けの例です。
なお、両面テープの場合100均で売っているような厚さ1mmの両面テープだと、部品やネジの高さで取り付けが困難でしたので2mm以上を推奨します。
他に思いつく取り付け方法としては、ホットボンド、マジックテープ、液体系接着剤、などが適切かと思います。
作業手順
1.液晶基板からコネクタを抜く
下記画像の赤枠のコネクタを抜きます。
コツを下記に記載するので参考にしてください。
コツ.真ん中から抜かず、左右交互に抜く
このコネクタはロックが横に広く、今回使ったコネクタ抜きでも一度にロックすべてに力を与えることが出来ません。
コネクタ抜きを当てて、一気に抜こうとしても外れません。
このコネクタはロックが横に広く、今回使ったコネクタ抜きでも一度にロックすべてに力を与えることが出来ません。
赤矢印にコネクタ抜きを当てて、一気に抜こうとしても外れません。
そこで黄色矢印の2箇所、左右のロックを解除してから真ん中に挑むことをおすすめします
(大体左右を外した時点で抜けます)
コネクタを画像のように掴みます。
上側は力を入れすぎると滑ってスッポ抜けて、ケーブルを痛める可能性があるので、そえるよりちょっと力を入れるイメージで、下側はロックを押しながら、手前に力を入れると、抜ける感じがすると思います。
まだ逆側のロックが外れていないことが多いので、一気に抜こうとせず、一旦手を離して下さい。
逆側も同じように下側をメインで力を入れつつゆっくり、手前に抜きます。
抜ける瞬間すぽっといきがちですので、注意して下さい。
左右外すと大体取れますが、はずれない場合は左右どちらかを外して真ん中などを試してみて下さい。
外れるとこんな感じになります。
2.ルビドス基板の貼り付け準備
ルビドス基板とHDMI変換基板に両面テープを取り付けます。
HDMI変換基板は抜き差しの力に耐えれるようにしっかり取り付けて下さい。
ルビドス基板の方は後述の通り、一部はみ出す形になるので前面に貼る必要はありません 。
赤枠の外側は空中に浮くことになるので、接着は不要です。
3.ルビドス基板のコネクタを映像基板に差し込む
赤枠のコネクタを先程抜いた液晶基板のところに差し込みます。
ルビドス基板から出ているケーブルを画像のINに差し込みます。
なお、手順2で取り付けた両面テープはこの時点ではまだ使用せず、テープなどで仮止めしてください。
動作確認後に本付けすることをおすすめします。
4.実機のコネクタをルビドス基板に差し込む
先程まで映像基板に刺さっていたコネクタをルビドス基板に差し込みます。
なお、元のケーブルの長さの関係上、液晶基板のコネクタの空中に、ルビドス基板を配置することになります。
5.自分の好きなところにHDMI基板を取り付ける
扉を閉めたときに何かと干渉しない、なるべく風通しの良い場所をおすすめします。
両基盤とも熱を持つので室内は適温で使用して下さい。
6.電源ケーブル、HDMIケーブルを差し込む
電源コネクタに電源ケーブルを接続します。
スライドスイッチをONの方へスライドさせると、動作開始します。
電源がONの状態だとファンが回ります。
ファンが止まるほうがOFFになります。
※ファンへの巻き込みに注意して下さい!
この時点で動作するはずなので、動作確認を行って下さい。
実機の液晶に映像が写っている&HDMI基板に接続したHDMIケーブルの接続先でも同じ映像が写っていることが確認できればOKです。
問題なければ次のステップに進んで下さい
7.各基盤の仮止めを外し、映像基板のプラケースに取り付ける
両面テープだとテープを剥がして取り付けるだけです。